草原にソファを置いて

でこぼこのくせに丸い顔する地球の
明日にさしたシャベルを抜いてあげたい

いつまでも僕はロマンチック馬鹿でいよう

結局一番遠かったのは自分の心さ
途方に暮れて立ち止まっても認めない

空色の草原に 僕はソファを置いて
どうでもいいことやあやふやなことに吹かれたい


久しぶりにあーさんのありがたいお言葉(笑)更新です。
この曲が収録されているONEというあーさんソロ3枚目のアルバム。
多分、私が人生において一番聴いているアルバムだと思います。
どのアーティストの中でも、もちろんちーあすの中でも。
それくらいこのアルバムが好きです。
中でもこの曲が好きです。

私は「間違ったオンリーワン教育」が嫌い。
「ナンバーワンにならなくていい、オンリーワンになれ教育」が嫌い。
決してあの曲が嫌いなわけじゃないけれど
あの曲を味方につけて「オンリーワンが素晴らしい」という考え方がNO。
以前勝谷(誠彦)さんが言ってました。
「ナンバーワンを目指さずにオンリーワンにはなれない」と。
私もそうだと思う。

以前、友達と仕事のやりがいについて話をした時
「やりがい」と「プレッシャー」は比例するという話になった。
やりがいを感じるのはやっぱりプレッシャーが必要で
それまでの大変な、ツライ、困難な過程があるから
それを乗り越えたときに「やりがい」を感じるんだと。

結局no pain no gain(痛みなしに得るものなし)で
必死に走っていかないと、頑張らないと、無理をしないと何も得られない。
ツライけど、しんどいけど、やめたいけど、その先には何かあると信じたい。

あーさんの曲の多くもそういう類の歌詞が多い。
そんな中、これは少しのんびりしたというか穏やかな曲だと思う。

でこぼこのくせに丸い顔する地球の
ホントはツライのに平気だよって顔する自分に
明日にさしたシャベルを抜いてあげたい
「もういいんだよ」って言ってあげたい

でも「空色の草原」はどこにあるんだろう?
そこは本当に安らぎの場所なんだろうか?

休みたい、もういいやって逃げ出したい。
でもそうやって辿り着いた先が本当に「空色の草原」なんだろうか。
逃げ出したら何も見えない、何も得られない。
果たしてそれが自分にとっての「幸福」なんだろうか。

専業主婦だったときも今もそう思う。
とくに悩みもなくて、仕事にも負担がなくて、家事も育児もほどほどで
頑張ってない自分はどんどんダメになっていくんじゃないかと不安になる。
とにかく何かやってみたいと思う。
「頑張ってるな、自分」って思えないと不安なのは
結構面倒な性格かもしれないけどそう思えないと
あの頃持っていたモノをどんどん失っていく気がして怖い。
走るのをやめたすぐそばからいろんなものを落としていく気がする。

空色の草原なんてないとは言いたくない。
でもないかもしれない。
楽になりたい。
でも楽をしたら何かを失う気がする。

そんな不安定な場所に人は生きているから
だからこそ「空色の草原」を求めるのかもしれない。
それを求めている限りは「頑張っている」ってことなのかも。

この曲を聴くと「あぁ楽になりてぇー!」というより
心の奥の奥の方から「頑張らなくちゃな!」と思える。
そんな1曲です。
[ 2007/11/19 23:14 ] あーさん(ASKAさん) | トラックバック(-) | CM(2)